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起業して良かったのは子育てがより楽しくなったことというお話

1.「平日の昼間に子どもと遊べる」喜び

1-1.自由な時間を手に入れる

子育てと仕事の両立は、多くの人が悩むテーマです。会社員であれば、朝から夕方まで出勤して、帰宅後には子どもを寝かしつけるだけ…という生活になりがち。土日しか家族で遠出ができず、どこも混雑していて思うように遊べないことも多いですよね。

しかし、起業すると、働く時間を自分でコントロールしやすくなります。例えば、朝4時に起きて集中して仕事を進め、昼過ぎの2時頃までには一日のノルマを達成。そうすれば、子どもの保育園や学校が終わるタイミングでお迎えに行き、そのまま平日の空いているショッピングモールや遊園地に遊びに行くこともできます。夕食だって夕方5時頃から外食すれば混雑回避できて、家族みんなストレスフリー。「生活の中に仕事を組み込む」という新しいスタイルが実現しやすいのです。

1-2.子どもと過ごすかけがえのない時間

子どもが小さいうちは、親と遊びたがる時間が限られています。成長したら友達優先になるかもしれませんし、部活や習い事で忙しくなることもあるでしょう。だからこそ、「平日昼間から子どもと遊びに行く」という贅沢は、子育て期間をより濃く楽しむための大きなメリットです。週末の人混みにもまれることなく、ゆったりと子どもとの思い出を作れます。

2.起業は自由だけじゃない――リスクと責任もついてくる

2-1.サラリーマンと経営者、それぞれにあるリスク

「起業はリスクが大きい」とよく言われます。確かに、会社員であれば毎月安定した給料が入り、大きなトラブルがあっても責任は最終的に会社が負ってくれるかもしれません。対して、経営者になると、何か問題が起きたときは最終的に自分が責任を取らなければなりません。

しかし、会社員にもリストラや事業縮小、人間関係トラブルなどのリスクはあります。大企業だからといって絶対に安心とは限りません。つまり、リスクはどの道を選んでも存在するのです。大切なのは、自分に合ったリスクの取り方を見極めることだと感じます。

2-2.責任の重さが成長につながる

経営者になると、自分で決断しなければならない場面が増えます。クレーム対応や売上不振、スタッフ管理など、逃げ場がありません。ですが、その分だけ経験値が一気に高まるという実感があります。会社員時代には上司や先輩がフォローしてくれたり、ある程度のレールが敷かれていたりしましたが、起業家はそうはいきません。自分で問題を解決できたときの達成感や成長実感は、起業の醍醐味のひとつです。

2-3.時には寝る暇もないほど忙しくなる

一方で、起業すると**「自由な時間が増える」だけでなく、「まったく時間が取れないほど多忙になる」**時期もあります。新しいプロジェクトやトラブル対応が立て込み、寝る間を惜しんで作業しなければならないケースも珍しくありません。会社員と違って代わりがいないため、どうしても自分一人に負荷が集中してしまうのです。起業当初や事業拡大期は特に忙しくなる可能性が高いので、家族や周囲の理解が不可欠と言えます。

3.起業と子育てを両立させるポイント

3-1.自分なりの「ルール」を作る

自由な環境になった途端に、逆に不安になる人もいます。会社員時代は出勤時間や業務内容が定められていたのに、起業後は何でも自己裁量。これはスポーツに例えると分かりやすいでしょう。ルールのないスポーツは混乱するだけで楽しめませんよね。

• 朝は何時から仕事を開始するのか

• 何時に子どものお迎えに行くのか

• どの時間帯を家族との交流に充てるのか

こうしたルールを自分と家族で共有することで、メリハリのある生活が送れます。**「どこまでやれば仕事を終了とみなすのか」**をはっきり決めておくのも大切です。

3-2.家族やパートナーの理解を得る

特に子どもが小さいうちは、育児の負担を分担する必要があります。起業したてで忙しい時期には、仕事に没頭するあまり、家族にしわ寄せが行きがち。そこで、お互いが納得できるタイムスケジュールを話し合い、家族のサポートを得るようにしましょう。周囲の協力が得られれば、仕事も育児も同時にスムーズにこなせるようになります。

4.起業して良かったこと

4-1.自由な働き方と家族との思い出づくり

起業の最大のメリットはやはり、「自由な働き方が選べる」ことです。働く場所や時間を調整して、家族最優先のスケジュールを組めるのは大きな魅力。子どもが突然熱を出しても、自分でスケジュールをリスケできるため、会社に迷惑をかけるのでは…といったストレスも感じにくいです。

さらに、平日昼間の空いている時間帯にお出かけできるのは、子連れにとって本当に助かります。周囲が仕事をしている平日にこそ、家族や友人とのびのびと遊びや食事を楽しめるのです。

4-2.自己実現とやりがい

会社で働くと、どうしても上司や組織の意向に合わせなければならない場面があります。しかし、起業すると自分の理想や夢をそのまま事業に反映できるのです。誰かに制限されることなく、自分が「これをやりたい!」と思うことを突き詰められる。これはとてもやりがいがあります。成功すれば、そのまま自分のビジネスの成長につながるし、失敗しても学びは自分のもの。どちらにしても「やってよかった」と思えるのが起業の醍醐味でしょう。

4-3.新たな出会いやコミュニティが広がる

起業をきっかけに、新しいコミュニティや同じ志をもつ仲間ができるのも嬉しいポイントです。特に今はSNSやオンラインサロンなどを通じて、同じように子育てしながら起業している人と簡単につながることができます。刺激を与え合ったり、一緒にコラボ企画を立ち上げたりするチャンスも増えるでしょう。会社という狭い組織を飛び出すと、一気に視野が広がる感覚があるはずです。

5.起業を考える人へのアドバイス

5-1.「やってみたい」という気持ちを大事に

起業というと「失敗したらどうしよう」「周りに反対されるかも」と不安が先行しがちです。しかし、会社員でいることも決して“安泰”ではありません。リスクはどこにでもあると考えると、**「やってみたい」**という気持ちを大切にして一歩踏み出す勇気が湧いてくるかもしれません。

5-2.副業やスモールスタートでリスクを分散

いきなり会社を辞めて独立するのが怖いなら、副業から小さく始めるのもおすすめです。ネットショップやオンラインサービスを立ち上げ、まずは週末や夜の空き時間で検証してみる。そこで得られたノウハウや顧客の反応を見てから本格的に独立すれば、リスクを最小限に抑えながら起業チャレンジができます。

5-3.信頼できる仲間やメンターを見つける

起業は孤独との戦いでもあります。同じ悩みを相談できる仲間がいないと、壁にぶつかったときに折れてしまうこともあるでしょう。そこで、同じように起業しているママ・パパ友や、すでに成功している経営者のメンターを見つけると安心です。彼らの失敗談や成功パターンを聞くことで、遠回りを防げることもあります。

6.守りたいものを守れる自由

会社員でいると、時に理不尽だと感じる顧客対応や、上司の方針に従わなければならないことがあります。自分が「これはおかしい」と思っても、会社としての利益や対外的なイメージを最優先しなければならない場面もあるでしょう。

しかし、自分で事業を立ち上げると、自分の理念やビジョンに沿って仕事を進められるというメリットがあります。理不尽な取引を断る権利だって自分にあります。もちろん、その分だけ責任も背負うことになりますが、**「自分が大切にしたいものを守る」**という強い軸をもって働けるのは大きな喜びです。

7.まとめ――子育て×起業で人生をもっと楽しもう

起業は決して楽な道ではありません。大変なときには寝る暇も削らなければならないほど仕事に追われることもあります。責任も重いし、孤独を感じる瞬間もあるかもしれません。

それでも、**「子どもと一緒に過ごす時間を最大限確保しながら、自己実現を目指せる」**のは、起業ならではの魅力です。子育て中の今だからこそ、一度「自分でビジネスを興す」という可能性を考えてみてはいかがでしょうか。

• 平日昼間に子どもと遊ぶ贅沢を味わえる

• 仕事もプライベートも自分の裁量で決められる

• サラリーマンにも経営者にもリスクはあるが、起業ならではのリターンがある

• 自分の信念に基づき、守りたいものを守れる

• 忙しくて大変な時期もあるが、その分「やりがい」や「成長」が得られる

「会社員を続けるか、起業するか」という選択は、人生の大きな岐路です。周りの人が何と言おうと、自分が**「本当はどうしたいのか」**に目を向けることが最も大切。子育てしながらの起業には人それぞれの苦労もありますが、だからこそ得られる幸せや楽しさもたくさんあります。ぜひ、やってみたい気持ちを大切に、一歩踏み出してみてください。きっと新しい世界が広がるはずです。